2009/05/06

忌野清志郎はずっとカッコよかった

 自分の世代にとって、忌野清志郎、RCサクセションは70年代~80年代のヒーローだった。
10代から20代前半までが、どんな素敵な時代だったのかということは、今さら言うまでもない。
 年寄りくさい言い方ですまないが、今の10代や20代の人たちが不憫でならない。
「自分たちの頃は、まだこんなかっこいい兄貴がいたんだぜ。」

そう言えば、僕らの時代はいつも兄貴たちの影の後だった。
ビートルズも、ジョン・レノンも、ローリングストーンズも、ジミヘンも、JJも、クラプトンも、みんな兄貴たちのお下がりだった。
ただ、悔しいことにこれらのお下がりは僕らの超えることのできない神話だった。

そしてみんな歳をとり、世間にまみれる。
気がついたら、ジョン・レノンが死んでしまった歳を過ぎていた。
ロックはとっくの昔に死んでしまったものと思っていた。

けれど、忌野清志郎は違っていた。
やさしい心と表裏のしぶとい精神。
それをもって、ギリギリのところで足を踏ん張り続けていたのだ。

なんだよ、これ、ジョン・レノンそっくりじゃねぇか。



いや、ジョン・レノンさえ超えちゃったんだよね。予定どおり。

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